なぜ今、CRO(医薬品開発受託機関)への転職が人気なのか?

Nick 2016/09/08 製薬

CROの現状

2016年現在、多くのクリニカルオペレーション業務がメーカーからCROに委託されている状況です。世界的にクリニカル部門のほとんどをCROが行っていることに従い、現在日本でも積極的にCROへの委託が進んでいます。実際に行われているメーカー内でのクリニカルオペレーション部門の縮小、他部署への異動、人員削除の為の解雇などは、今後も続いていくことが予想されます。今なぜCROが来ているのか?を紹介していきます。

 

①グローバル治験が多い

日本CRO協会の調査によると2014年時点でのCROのクライアント先は外資系企業が約半数に伸びております。グローバル治験に携われることができる可能性が高い事もCROで働く大きな特徴の一つです。この10年ほどで日本での製薬業界のグローバル化が加速し、今後は先行したグローバル治験の経験、国内・グローバル同時治験などを経験していた方が活躍のチャンスが増えていく時代となる可能性は高いでしょう。

 

②経験可能なプロジェクト数

クライアントに応じて、興味がある開発内容に関われる可能性が高い事はCROを選択する大きなメリットの一つです。複数のクライアント先にて同領域のプロジェクトを経験し、一つの領域での深い経験を積むことや、複数の異なる領域のプロジェクトを通して、様々な領域を経験する事が出来るので、自分が何を経験したいか選択することが可能です。

 

➂多彩なキャリアパス

CROでは複数のキャリアパスの道があります。CTAやCRAとして入社し、CRAリードやCRAマネージャー、クリニカルオペレーションマネージャーへの道、プロジェクトマネージャーへのステップアップが可能です。上記に加え、異なった分野であるデータマネージメントやセーフティーオペレーション、統計解析や、薬事コンサルティングなど様々な職務への転換が可能です。また外資で規模が大きなCRO企業では、手を挙げて海外本社への転勤を積極的に受け入れており、海外で働くチャンスがある事も魅力の一つではないでしょうか。

 

④給与

CRO業界は売り手市場と言われている2015年現在、優秀な人材の獲得に向け転職の際に給与アップを惜しみなく提示する企業も増えています。また市場として、CRO業界が産業内で順調に成長している為、今後の昇給にも期待が高まる傾向にございます。

 

➄様々なワークスタイル

在宅ワークや、クライアント先企業での勤務、所属会社での勤務など様々なワークスタイルがあることも、CROの特徴の一つです。

 

まとめ

CROからCROへの転職はほとんど内容が変わらないとおっしゃる方が意外と多いのですが、会社規模や契約メーカーに応じての領域経験や、今後のキャリアパスに大きな違いがあります。また、福利厚生や給与も、実は各企業規定に何かしらの違いがございます。今後はメーカーからCROへの転職を希望される方も増えていくことが予想され、現在のCRO売り手市場も今がピークと言えるかもしれませんね!