臨床開発モニター(CRA)転職の自己PRについて

Nick 2016/11/18 製薬

それでは、臨床開発転職の自己PRについて考えていきましょう。

 

自己PRとは

転職面接では「まずは自己紹介からをお願いします。」と言われることも多いと思います。自己紹介と自己PRの違いについてですが、自己紹介はあくまでも自分自身に関する客観的な事実を話します。簡単に言うと、あいさつから始まって、最終学歴、簡単な職歴と業務実績を話します。自己紹介の標準的な時間は3分と言われています。

自己PRは自己紹介とは違って、客観的な事実だけでなく、自分自身が現時点でもっているスキルや技術、経験をアピールします。上記は企業側に応募者の「現在価値」をアピールしていますが、それに加えて自己PRで最も重要なのは企業側に応募者の「未来価値」をアピールすることです。

つまり、自己PRは必ず2本立てで考える必要があります。「現在価値」と「未来価値」です。

 

「現在価値」と「未来価値」

「現在価値」は自分自身が現時点でもっているスキルや技術、経験をアピールすることですから、比較的やりやすいと思います。問題は「未来価値」をどうアピールするかです。

その前に、臨床開発転職の特徴をもう一度、考えてみましょう。
これは臨床開発だけに限らず、転職全般に言えることですが、転職するということは、今までとは違った仕事や環境、求められるスキルや条件が違った状況で仕事をするということです。

 

「現在価値」だけでは不十分

例えばMRや薬剤師から臨床開発へ転職する場合は、「現在価値」として医薬品業界での実績や経験をアピールできたとしても、臨床開発としては未経験ですから、それだけでは不十分です。

臨床開発として仕事をこなしていくために「主体的に自ら勉強してスキルを磨いていく力」や、「関連部門といろいろなディスカッションをして効率良く業務をこなしてく力」を、応募者自らが、積極的にアピールすることが求められます。

では、「主体的に自ら勉強してスキルを磨いていく力」や、「関連部門といろいろなディスカッションをして効率良く業務をこなしてく力」などを具体的にどのようにアピールすればよいのでしょうか。

それは、「上記のような力を発揮すると思わせる具体的な行動」を語ることです。

 

「未来価値」をうまくアピールする

例えば、MR時代になにか不明な点があった際に、まずは自ら関連書籍とインターネットで情報を収集して、ひととおり一般的な情報をまとめてポイントを把握してから、本社の学術担当者に問い合わせを行い、効率的かつ的確な情報収集を行った、などです。

このように具体的な行動を示して、そしてその行動から、自分の「未来価値」をうまくアピールすることが、転職面接突破の最大のポイントになります。

「なんだか未来価値って難しそうだな」と思った方もいるかもしれません。

そんな方は、未来価値につながりそうな今までの具体的な行動を、まずは少しずつ紙に書き出してみましょう。もちろん、パソコンの画面上でも結構です。頭の中だけで考えていても、なかなか具体的な言葉になりませんし、実際の面接で伝えるのは難しくなりますので、是非トライしてみてください。

 

「職務経歴書」にもしっかり記載

最近の転職では、履歴書に加えて職務経歴書の提出が義務付けられています。では、職務経歴書は何のために用意するのでしょうか。答えは履歴書の職歴欄だけではわからない応募者の今までの具体的な経験、実績、キャリア、自己PRについて採用担当者にアピールするためです。決して単なる手続き書類ではありません。

最近では大手の転職サイトで職務経歴書のテンプレートがよく公開されているので、臨床開発転職バージョンの職務経歴書サンプルを見たことがある方も多いと思います。自己PRの最大の見せ場は面接ですが、サンプルを参考に職務経歴書にも、しっかりと記載しておきましょう。