「ボーナスをもらってから転職したいが、いつ退職を切り出せば良いのか」
「支給日前に退職を申し出ると、ボーナスは受け取れないのか」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論として、ボーナスを受け取ってからの転職は、支給日から逆算してスケジュールを立てることが重要です。賞与額の大きい管理職・専門職ほど、このタイミングの判断が年収に与える影響が大きくなります。
本記事では、損をしない退職のベストタイミングと転職スケジュール、事前に確認すべき支給条件について解説します。
要点サマリー(30秒)
ボーナスをもらってから転職するには、支給月の約3か月前から転職活動を始め、支給後に退職の意思を伝えるのがベストです
賞与には「支給日在籍要件」が定められていることが多く、支給日前に退職すると受け取れない場合があります
退職の意思を伝える時期は、賞与の支給条件、退職日、転職先の入社時期を踏まえて判断することが大切です
賞与額だけでなく、求人の希少性やオファー全体の条件も比較し、転職のタイミングを決めましょう
目次
ボーナスをもらってから転職する基本スケジュール
ボーナスをもらってから転職する際の4つのポイント
転職先で最初のボーナスはいつもらえる?
ボーナスをもらってから転職する場合によくある質問(FAQ)
ボーナスだけに左右されず、納得できる転職時期を見極めるには
ボーナスをもらってから転職する基本スケジュール
ボーナスをもらってから転職するには、一般的には支給月の約3か月前から転職活動を始め、支給を確認してから退職の意思を伝えるのが基本です。全体の転職スケジュールは以下の通りです。

夏のボーナス(6月支給の場合)なら8月入社、冬のボーナス(12月支給)なら翌年1〜2月入社が目安であり、ボーナス支給月から逆算して動き出す点が重要です。
ただし、管理職・専門職では選考や退職交渉に時間がかかることもあるため、ボーナス支給の3か月以上前から転職活動を始める必要があります。
ボーナスをもらってから転職する際の4つのポイント
ボーナスを受け取ってから転職するためには、スケジュールだけでなく、支給条件や転職先のオファー内容も踏まえて判断することが重要です。
1. ボーナスの支給日在籍要件を確認する
ボーナスを受け取れるかどうかは、就業規則や賞与規程によって異なります。多くの企業の賞与規程には、「支給日に在籍する者に支給する」という支給日在籍要件が定められています。まずは、自社の受給条件と退職予定者の支給対象可否を確認することが出発点です。
2. ボーナスの査定期間と支給日の両方を確認する
たとえば、4月から9月までの勤務実績が12月のボーナスに反映されるように、ボーナスは査定期間の終了から数か月後に支給されることがあります。そのため、「評価対象となる期間」と「支給日」の両方を確認したうえで、退職日を決めることが重要です。
年俸制や業績連動賞与の場合は、評価期間や支給時期が異なることもあるため、報酬体系全体を確認しましょう。
3. 退職の意思はボーナス支給後に伝えるのがベスト
支給前に退職の意思を伝えても、直ちにボーナスが不支給となるとは限りません。ただし、退職予定者の扱いは企業によって異なるため、ボーナスを確実に受け取りたい場合は、支給後に退職の意思を伝えるのが安心です。転職先の入社時期も踏まえ、慎重に判断しましょう。
4. 好条件のオファーはボーナスより優先すべき場合もある
希少性の高いポジションや入社時期が決まっている求人では、ボーナスを待つことで機会を逃す可能性があります。賞与額だけでなく、年収やポジションの将来性、キャリア全体への影響を踏まえて判断しましょう。転職先のオファー条件によっては、現職で受け取れない賞与分をサインオンボーナスや年収条件で調整できる場合もありますので、オファー全体の価値を比較することが大切です。
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平井 千裕(科学技術チーム マネージャー)のワンポイントアドバイス:
ボーナスのタイミングは、多くの方が転職活動の初期から気にされるポイントです。ボーナスの受給を希望する場合は、エージェントとの初回面談でその希望を伝えておくことが大切です。早い段階で共有いただくことで条件交渉を進めやすくなり、企業によっては受け取れない賞与分をサインオンボーナスや年収条件で補ったり、入社時期を調整できる例もあります。ただし、これはすべてのケースで適用されるものではありません。ボーナスだけで判断せず、求人の希少性やキャリア全体も踏まえて転職時期を検討することが大切です。
転職先で最初のボーナスはいつもらえる?
転職先で最初のボーナスを受け取れる時期や金額は、入社時期と会社の賞与規程によって異なります。多くの企業では、入社直後の賞与は在籍期間に応じて算定されるため、満額支給にならないケースが一般的です。
たとえば、4月から9月が査定期間の会社に7月に入社した場合、12月の賞与は在籍3か月分をもとに算定されることがあります。試用期間の扱いによっては、初回の賞与が少額または支給対象外となる場合もあります。
特に外資系企業では、年俸制や業績連動型のボーナスを採用している場合があり、初回の支給時期や算定方法が日系企業と異なることもあります。転職先の賞与の査定期間、支給月、試用期間中の扱いは、オファー面談などで確認しておきましょう。現職の賞与とあわせて転職前後の収入を見通しておくと、入社時期や資金計画を検討しやすくなります。
ボーナスをもらってから転職する場合によくある質問(FAQ)
Q. ボーナス支給前に退職の意思を伝えても、ボーナスは受け取れますか?
A. 受け取れるかどうかは、就業規則や賞与規程にある支給日在籍要件、退職予定者の扱い、査定方法によって異なります。支給日に在籍していれば支給対象となる会社が多い一方、退職予定者への支給条件を別途定めている企業もあります。退職を伝える前に、規程と人事部門への確認を行いましょう。
Q. ボーナスをもらってすぐ辞めるのは問題になりますか?
A. 支給条件を満たして受け取ったボーナスであれば、受給後に退職すること自体に問題はありません。ただし、退職を急ぐあまり引き継ぎが不十分になると、現職との関係に影響する可能性があります。退職日や引き継ぎ期間を事前に調整し、円満退職を目指しましょう。
Q. 退職前の有給消化中でもボーナスはもらえますか?
A. 支給日に在籍していれば、ボーナスの支給対象となるケースは多いでしょう。ただし、退職予定者の扱いや有給消化中の出勤状況の扱いは会社の規程によって異なります。賞与規程や人事部門に確認しておくと安心です。
Q. 面接やオファー面談でボーナスについて質問しても良いですか?
A. 問題ありません。特にオファー面談では、賞与の査定期間、支給月、初年度の算定方法を確認しておくと、入社後のギャップを防ぎやすくなります。
ボーナスだけに左右されず、納得できる転職時期を見極めるには
ボーナスを受け取ってからの転職は、収入面で合理的な選択です。ただし、転職の最適なタイミングは賞与だけで決まるものではありません。求人との出会いやキャリア全体への影響まで含めて、納得のいく転職時期を見極めることが大切です。
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