「夏は転職活動に向かない」「秋まで待ったほうが良い」と考えていませんか。実際の採用市場では、夏ならではの採用ニーズがあり、転職活動を始めるタイミングとしても注目される時期です。
本記事では、夏の転職活動が不利ではない理由や、夏ならではのメリット・注意点、転職活動を成功させるスケジュールについて解説します。
要点サマリー(10秒)
夏の転職活動は不利ではない
8〜9月は下半期採用が増える
10月入社なら6〜7月開始がおすすめ
目次
夏の転職活動は不利ではない|求人は通年あり、時期を待つ必要はない
夏の転職活動が狙い目といわれる2つの理由
夏に転職活動をするデメリット・注意点
夏の転職活動を成功させるスケジュール
夏の転職活動でよくある質問(FAQ)
夏の転職タイミングに迷ったら、エイペックスへご相談ください
夏の転職活動は不利ではない|求人は通年あり、時期を待つ必要はない
結論からお伝えすると、夏だからといって転職活動に不利ということはありません。外資系・日系を問わず中途採用は通年で行われており、今すぐ転職したいのであれば時期を待つ必要はありません。
一方で、採用には一定の波があります。夏は求人が減ると思われがちですが、採用の現場では下半期入社に向けた採用が始まる時期です。特に8〜9月は、夏のボーナス支給後の欠員補充に加え、下半期の事業計画や組織体制に合わせて採用を強化する企業が多くあり注目の時期となっています。
夏の転職活動が狙い目といわれる2つの理由
夏が転職活動の狙い目といわれる理由は、求人が増える一方で応募者が比較的少ないためです。ここでは主なメリットを紹介します。
1. ライバルが減りやすく、下半期入社を狙える
夏は「暑さ」や「夏休み」を理由に転職活動を先送りする人が多く、応募者が一時的に減りやすい時期です。一方で、企業では下半期入社に向けた採用が始まり、求人も増え始めるタイミングです。そのため、応募者が比較的少ないなかで選考を進めやすいのが夏の特徴です。
ただし、この状況は長く続きません。夏のボーナス支給後の7月中旬以降は、賞与を受け取ってから転職活動を始める人が増え、応募も徐々に活発になります。競争が本格化する前に選考を進めたい場合は、6月から7月上旬に動き始めるのがおすすめです。
2. 夏のボーナスを受け取ってから転職活動を始められる
夏は賞与の支給時期と重なるため、ボーナスを受け取ってから転職活動を始めやすいこともメリットです。まとまった賞与を受け取ってから活動すれば、経済的な余裕を持ちながら企業選びを進められます。 焦って転職先を決める必要がなく、自分に合った企業をじっくり比較・検討しやすい点もメリットです。

大崎 龍作(製薬チーム シニアコンサルタント)のワンポイントアドバイス:
「夏だから転職を見送ろう」と時期だけで判断するのはおすすめできません。採用現場では、下半期の組織強化や欠員補充に向けて魅力的な求人が出ることも多く、良いポジションほど短期間で募集が終了するケースもあります。転職活動では、希望する入社時期だけでなく「その求人が自分のキャリアに合っているか」という長期的な視点も大切です。短期的なスケジュールにとらわれすぎず、市場動向とキャリアプランの両方を踏まえて転職タイミングを判断することをおすすめします。
なお、賞与を受け取るための在籍要件や、退職を伝えるタイミングによってはボーナスの受給に影響する場合があります。詳しくは、ボーナスをもらってから転職するには?損しないタイミングと退職スケジュールを解説をご覧ください。
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郡司 千尋(製薬チーム プリンシパルコンサルタント)のワンポイントアドバイス:
夏だから求人が増える・減るというよりも、企業ごとの採用計画や欠員状況によって求人の動きは異なります。そのため、「夏だから待とう」と時期だけで判断するのではなく、希望する企業や職種の募集状況を早めに確認することが大切です。近年は、早期退職制度の実施などをきっかけに想定外のタイミングで転職活動を始める方も多く、求職者数が求人数を上回る状況になることもあります。将来的に転職を考えているのであれば、早め早めに情報収集やエージェントへの相談を始めることをおすすめします。
夏に転職活動をするデメリット・注意点
夏は転職活動を進めやすい時期である一方、夏ならではの注意点もあります。あらかじめ把握しておけば、スケジュールを立てやすくなり、選考をスムーズに進められるでしょう。
1. お盆前後は企業側の都合で選考が長引きやすい
夏は企業と求職者の双方が夏季休暇に入るため、面接の日程調整や合否連絡が通常より遅れやすい時期です。特にお盆を挟む8月は、担当者が不在となるケースも多く選考全体が停滞しやすくなります。
また、外資系企業ではこの傾向がさらに顕著です。グローバル本社と連携するポジションでは、最終面接に参加する海外の担当者や外国籍の部門長が長期のサマーバケーションを取得することも珍しくありません。そのため、1次面接から最終面接まで2〜3週間以上空くケースもあります。
夏に転職活動を進める際は、選考が長引く可能性も考慮し、8月をまたぐスケジュールには余裕を持たせておくことが大切です。

澤 尚希(製薬チーム プリンシパルコンサルタント)のワンポイントアドバイス:
外資系企業では、最終的な採用決定にグローバル本社の承認が必要となるケースも多くあります。そのため、海外の関係者が夏季休暇を取得しているこの時期は、面接日程の調整だけでなく承認プロセスにも通常より時間がかかる可能性があります。他社の選考と並行している方や入社希望日が決まっている方は、この点も考慮し余裕を持ったスケジュールで転職活動を進めましょう。
2. 夏は体調管理とスケジュール管理も重要
夏は猛暑や夏バテの影響で、書類作成や面接準備を後回しにしやすい時期でもあります。また、対面面接では暑さによる体力の消耗も考慮し、余裕を持った移動やスケジュール管理を心がけましょう。
夏の面接の服装選びや暑さ対策については、夏の面接の服装|スーツ・クールビズ・私服の選び方と暑さ対策で詳しく解説しています。
夏の転職活動を成功させるスケジュール
夏の転職活動では、希望する入社時期から逆算して早めに準備を始めることが大切です。6〜7月に動き出せば10月入社を目指しやすく、お盆前後の選考停滞にも余裕を持って対応できます。
【夏の転職活動スケジュール(10月入社を目指す場合)】
6月:自己分析・キャリアの棚卸し・応募書類準備
7月:情報収集・求人応募・一次面接
8月:お盆を挟んだ日程調整
9月:最終面接や内定・退職準備・有休消化
10月:入社
8月や9月から転職活動を始める場合も、決して遅くはありません。お盆明けから動き出せば、11月から年内入社を目指せるケースも多くあります。
10月入社を目指す場合は、10月入社を目指す場合の逆算スケジュールの記事をご覧ください。転職スケジュールの全体像は、転職活動の全体スケジュールの立て方で解説しています。
まずは夏休みの時間を活用して、履歴書や職務経歴書を最新の内容に更新しておきましょう。以下のテンプレートを使えば、転職活動を本格的に始める前にスムーズに準備できます。
夏の転職活動でよくある質問(FAQ)
Q. 夏の転職活動は不利ですか?
A. いいえ。外資系・日系を問わず中途採用は通年で行われており、夏だからといって転職活動に不利ということはありません。8〜9月は下半期の体制強化や欠員補充に向けた採用も増えるため、転職を始める好機といえます。
Q. 夏は求人が少なくなりますか?
A. 必ずしもそうではありません。外資系・日系ともに中途採用は通年で行われており、8〜9月は夏のボーナス支給後の退職者の補充や10月の下半期開始に向けた採用が増える傾向があります。選考は担当者の休暇などで停滞する場合もありますが、夏でも多くの求人が募集されています。
Q. 夏の転職活動はいつ始めるのがおすすめですか?
A. 10月入社を目指す場合は、6〜7月に転職活動を始めるのがおすすめです。お盆による選考の停滞を見越して早めに動くことで、余裕を持って選考を進められます。8〜9月から始めても、年内入社を目指すことは十分可能です。
夏の転職タイミングに迷ったら、エイペックスへご相談ください
エイペックスでは、外資系・日系グローバル企業の採用責任者と日々情報交換を行い、夏の採用計画や求人動向も把握し求職者へ情報共有しています。そのため、「夏に動くべきか」「どのタイミングで応募すれば良いか」といったご相談にも、市場動向を踏まえて最適なタイミングを提案することが可能です。
非公開求人を含む求人のご紹介はもちろん、応募書類の添削や面接対策、企業ごとの採用状況を踏まえた選考スケジュールのアドバイスまで、一人ひとりのキャリアに合わせてサポートします。
「夏のうちに転職活動を始めるべきか迷っている」「自分に合う求人があるか知りたい」という方は、ぜひお気軽にエイペックスへご相談ください。