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戦略人事に必要なHRBPとは?3つのポイントから解説

HRBPとはHuman Resource Business Partnerの略で、人事の側面から経営戦略を実現させる戦略人事のスペシャリストです。従来の人事とは異なり経営目標の達成に対するコミットが求められますが、近年需要が高まるHRBP職について大切な3つのポイントをまとめてみました。

HR系の仕事だから、人事系の仕事なんでしょ?

外資系企業では2000年代から組織にHRBPを置く企業が増えてきましたが、日本ではまだ聞き馴染みがないためか、明確にその職種をイメージできる人は少ないかもしれません。ただ、日本でもHRという言葉は人事と同格として使われるようになってきましたので、人事系の仕事と捉えられる方も多いと思います。

HRという言葉自体も日本と海外では捉え方自体が若干異なり、日本では「人事」という言葉で表すことが多いですが、外資系企業では「人的資源を活用した組織戦略を考える部門」という考え方になります。

そのため、組織戦略を考える人事部門のビジネスパートナーですから、企業内の経営コンサルや人事コンサルのような役回りを求められる職種、それがHRBPと言えるでしょう。

そもそも、コンサルタントって?

企業全体を俯瞰し、経営資源にアプローチを行いつつ、組織戦略・経営戦略にマッチした動きや相乗効果を生み出し、中長期に渡って支援し組織力を上げていくのがコンサルタントに求められる役割です。

その人事コンサルを、社内で担う役割がHRBPというわけです。

先ほどもお伝えしたように、組織戦略や経営戦略にマッチした動きをどのように人事領域で実施するのかを考える役割である以上、当然経営や組織のことについても精通していなければなりません。人事といういわば専門職の領域に精通している必要もありますし、ビジネスという総合職的な考え方も必要とする、そんなスキルを持ち合わせているのがHRBPです。

組織の複雑化が背景に…。

特に近年の国際情勢の変化、急速なIT働き方改革なども影響し、組織ごとに求められる戦略は複雑化しています。また同じ企業内にも様々な分野を担う部門があり、求められている内容もやり方も成果も全く異なるでしょう。

ところが、経営や人事から提示されるのは最終的なゴールや目的地であって、そのやり方や方法までは提示されません。

そのため、部やチームの作り方や運用の仕方を人事領域から一緒に考えるHRBPのような職種が求められるようになりました。組織を構成している小組織の最適最善のやり方を考えながら、経営層に対し結果をビジョンとして描ける職種ということになります。

日本企業でHRBPは必要?

今後ますます複雑化する国際ビジネスにおいては必要ですが、日本の雇用制度では人事領域にも経営にも精通する専門知識や経験を積んでいる経歴の方はまだ少数派です。

そのため、両方の経験を積んだ方はまだ確立していないHRBPではなく、経営コンサルや人事コンサルとして、それぞれの領域で活躍されているのを多く見かけます。また、HRBPを経営企画部と人事部の合体版として捉えている企業もあり、結果経営部門と人事部門で分かれて仕事をしているだけの状態というケースもあります。

もし日本企業が本来のHRBP職の確立を目指すのであれば、適切な人材に経営分野と人事分野の経験を積ませ、また現場レベルの運用についても経験してもらう必要があります。労働人口が減少傾向にある日本では、あらかじめ戦略をもってHRBPを確立しなければ難しいと言えるでしょう。

しかし、日本の人事慣行や人事政策に精通している人材、HRジェネラリストのような方であれば、ポジションが確立されている外資系企業へのHRBP職への転職は十分に可能です。既存の人事領域に限界を感じる場合は、戦略人事に欠かせないHRBPに挑戦されてみてはいかがでしょうか。詳しくは、エイペックスのプロフェッショナルサービスチームの専門コンサルタントにご相談ください。

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