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戦略人事に必要なHRBPとは?仕事内容と求められるスキル

人事機能であるHRBPとはどのような職種なのか、3つのポイントに絞ってこちらの記事でお伝えしました。今回は、HRBPの具体的な仕事内容と求められるスキルや資質についてご説明したいと思います!

戦略人事あってこそのHRBP

近年日本のビジネスでも、「戦略人事」という言葉を多く耳にするようになってきました。

いわゆる人事労務的な人事という役割ではなく、経営と一体となって人事面から事業を戦略的に動かしていく部門が戦略人事となりますが、この戦略人事こそがHRBPが手腕を発揮できる舞台となります。

そのため、HRBP職だけを作って人材を持ってきたところで、それだけでは事業推進のための全社横断的な取り組みを行う機能としては有効的とは言えません。経営戦略のもとに人事戦略があり、その戦略をどう実行に導くのかがHRBP職の腕の見せ所となります。

HRBPはどんな業務を担当するのか

企業によってHRBPの役割は多少違いますが、どんな業務を担当するのか一例を見てみましょう。

  1. ビジネスリーダーのサポート:HR戦略家として、事業戦略実現のためのコーチングや提言、コミュニティ構築などを通してシニアリーダーをサポートします。あらゆる方針、プロセス、法律と規制に精通し、質の高い戦略提言や実行によって信頼されるビジネスパートナーとなることを目指します。

  2. グローバルチームとの協働:地域の代表としてグローバルチームと協働し、HRに関連するソシューションのレビュー、ベストプラクティスの共有、日本のビジネスリーダーへの情報提供などを行います。場合によっては、グローバルレベルでのシステムやツール、プロセスの導入や標準化プロジェクトをリードすることもあるかもしれません。

  3. 質の高いHR施策の実行:担当事業部と連携し、事業戦略を深く理解したうえでビジネスニーズをサポートする人事施策・慣行を実践します。人材誘致/採用、配置、人材開発/育成、評価システムの管理、エンプロイーリレーションなどの人事指導や最適化が含まれます。時にチェンジマネジメントや従業員のエンゲージメント向上などの人事成果において、プロジェクトをリードすることもあるでしょう。

  4. 人事管理と関係構築:リーダー、マネージャー、従業員との良好な関係を構築し、時にマネージャーと従業員との仲介役となり施策施行のためのラインマネジメントの役割を担います。また、人事の窓口となって従業員の問題を管理・解決し、コンプライアンス遵守を確保するのも仕事です。人材会社など外部業者の管理や関係構築も業務に含まれることがあります。

企業がHRBPに求める人材とは?

一般職、専門職、総合職といった日本企業の職種カテゴリーで言えば、HRBPは専門職であり総合職です。人事としての専門的な知識・スキルに加え、プロジェクトを管理した経験など総合職的な経験も求められます。

では、企業はHRBPにどんな人材を求めるのでしょうか?

  1. まず人事に関する専門的・包括的な知識があり、かつ実務経験を持っているかが問われます。日本の労働法や規制、人事慣行に精通しているのはもちろん、人材開発やエンプロイーリレーション、人事評価システム、タレントアクイジションなどの実践的な経験が一つでも多くあるほうが評価が高くなります。

  2. プロジェクトをマネジメントした経験、例えば企業文化変革、ダイバーシティ&インクルージョン推進などのプロジェクトをリードした経験があれば高く評価されます。プロジェクトの規模が大きく、経営陣やシニアリーダーと協働したり部門横断的なチームを管理したりした成功体験があればさらに良いでしょう。

  3. 外資系企業であれば、グローバルレベルとの協働経験やマトリックス組織全体のメンバー、ステークホルダー、パートナーと連携しプラスの影響を与えることができた経験なども歓迎されます。現在勤務しているHR部門でそのようなプロジェクトを担当できるチャンスがあるのであれば、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

HRBPを目指すなら身につけたいソフトスキル

上記に挙げた実践的なスキルのほかに、企業は候補者のソフトスキルも非常に重視します。

まず、最も求められる重要なスキルの一つはコミュニケーション能力です。戦略実行のために組織を縦横無尽に奔走し、クロスファンクショナルなチームメンバー間の意見調整が必要となるため、縦の関係も横の関係も長期間に渡って良好に保つことができる対人スキルはとても大切です。

また組織全体のプロジェクトに携わることが多いため、確実なリーダーシップと同時にチームワーク重視の姿勢も大切です。特に、クロスファンクショナルな場面でシニアリーダーを説得できる影響力やファシリテーション能力、マネジメント能力、リーダーシップ力が問われます。速いスピードでビジネス環境が変化していくことが多いことが予想されますので、柔軟性や臨機応変さ、マルチタスク能力も大切です。

また、グローバル企業であれば英語力も避けては通れないスキルです。読み書きだけでなく、会話でもシニアリーダーとコミュニケーションが問題なくとれる英語力を磨いておく必要があります。

もちろん、これらがなければHRBP職に就けないというわけではなく、最終的にこのようなスキルを持っている人が強みを発揮できる職種がHRBPだということです。

海外ではHRBP専門の資格も!

海外ではHRBP職のための資格も整備されています。古くからある資格としては、HRCIのPHRやSPHR、2000年以降はSHRMのCPやSCPが人気のようです。SHRMについては日本語での資格も取得可能なようですので、興味がある方はトライしてみてもいいかもしれません。

もちろん、資格を取ればだれでもHRBPになれるということではなく、HRBPとしての専門知識を備えている証となるだけです。しかし、知識の深耕を図りたい方にはMBAと並んでお勧めの資格と言えるでしょう。

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