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職場環境を良くしたい経営者・管理職へのヒント集

​会社の経営者や管理職には、従業員が気持ち良く働ける職場環境を作るという大事な役割があります。職場環境が良ければ従業員の満足度が上がり、それが仕事へのモチベーションとなって結果的に会社の生産性アップにもつながります。

これから挙げていくヒントやこちらの記事の内容はどれもシンプルなものばかりですが、日々忙しいとつい忘れてしまうもの。ちょっとした行動でも職場の雰囲気をがらりと変えられるので、可愛い部下たちのために、そして会社のために、ぜひマネージャーの皆さんは頑張ってください!

 

些細なことに気づき、声をかける

何かを上手くできた時や達成できた時、上司に褒められて嬉しくない部下なんていません。そして人は正しく評価されることで仕事の精度もやる気も上がるということが、この海外の調査からもわかっています。部下のやった仕事に対して、「ありがとう」「お疲れ様」「長期間よく頑張った」と声をかけることは本当にシンプルなことで、このちょっとした言葉が人を満足させるのです。もちろん口先だけではNGですが、正しく評価して声をかければ、部下も「私が頑張っていることに気づいてくれていたんだ」と思ってくれるでしょう。こうしてモチベーションが上がれば、次も頑張ろうと気合が入るはずです。このような言葉がけはマナーだと頭ではわかっていても、毎日忙しくてつい忘れてしまっている…なんて方はいませんか?

ちなみに、これは何も仕事に限ったことではありません。誕生日を迎える従業員がいれば「お誕生日おめでとう」と直接声をかけてもいいですし、他の従業員にメールで共有してみんなでお祝いすることもできます。結婚した人や子供が生まれた人に「おめでとう」を伝えてもいいでしょう。従業員が頑張ったこと、変化、ライフイベントなどに気づき、声をかけたり、褒めたり、きちんと評価したりする気遣いが、従業員の一日をハッピーにするのです。従業員がハッピーになれば、それが質の高い仕事になって返ってくるので、マネージャーも会社もみんなが幸せになれますよ。

 

職場に行くのが楽しくなる工夫をする

どんな職業の人でも、「仕事がしんどい」「つまらない」「会社に行きたくない」と感じる時はあるものです。そのような状況を従業員がいかに乗り越え、仕事を楽しめるかは経営陣や管理職がどういう取り組みをするかにかかっています。今は面白い取り組みをする企業が増えてきており、例えば金曜日に従業員を数時間早く帰宅させる企業や、ミニお疲れ様会を開く企業があります。他にも、従業員に無料ランチや飲み物を提供する企業、カフェテリアやバリスタを社内に置く企業など、魅力的な福利厚生を揃える企業が増えてきました。会社はどこも勤務時間や業務内容が違うため、他社とそっくりそのまま同じ取り組みはできないでしょう。それでは、あなたの会社ではどういう取り組みをすれば従業員が喜ぶと思いますか?ちょっとの工夫が、従業員のモチベーションを高めるきっかけになります。

  

従業員のことを知る

これは特に大きな会社、部署、チームを統括する方向けですが、部下一人一人を知っていることは非常に大切です。直属の上司であれば部下をよく知っているはずですが、上の上にいるマネージャーとなるとお互い面識がない場合もあります。しかし「あのマネージャーは自分のことを知っているんだ」という事実は部下のやる気を上げますし、この会社にいて良かったとも思うでしょうただ名前を知るだけでなく、できればその人についての何かを覚えるように努力したいところ。どこかのタイミングで言った事や、頑張った仕事などを上層部の人が覚えていたら、部下はきっと感動しますよ。そして従業員のことを思い気にかけてくれるマネージャーだとあなたが社内で認識してもらえたら、素敵ですよね。社員数が多ければ多いほど大変な作業にはなりますが、ぜひトライしてみてください。もし勘違いしたり間違ったりすれば、素直に謝ればいいだけなので、失敗を恐れずに!

 

苦しい決断の時ほど、従業員に寄り添う

前述したヒントを取り入れるのはもちろん良いことですが、マネージャーとしてのイメージアップばかりにこだわって自己満足になったり、肝心の仕事や経営を後回しになったりしては本末転倒です。経営者であれば、時には従業員の気持ちよりも会社を優先して決断しなければならない場面も出てきます。たとえ従業員が不満に思おうと、自分の決断が正しいと信じて貫かなければなりません。ブレてしまえば、あなたの経営者としての資質が疑われます。しかしその決断が苦しいものであればあるほど、従業員の気持ちに寄り添って、その決断に至った経緯を丁寧に説明するのが大事です。決定事項だからと内容だけ張り紙に書いておき、「どうして?」と戸惑う従業員を置き去りにするなんて絶対にNGです。できる限り丁寧に説明することは最低ラインで、もしその決定事項によって従業員に不都合が生じるのであれば、何らかの補償を提供するなど考えることも必要です。

 

部下から教わることもある

どんな役職でも、全てを熟知している人間などいないでしょう。時には上司よりも部下の方が業務に詳しく、より効率的な方法を知っている場合だってあります。ですから部下の意見やアイディアにはきちんと耳を傾けるようにしましょう。部下に発想力をどんどん発揮してもらえれば、より仕事が円滑に進み、それが会社に利益をもたらします。ただし、部下のアイディアにメリットがない場合や非効率だった場合は、その理由や改善点をきちんと伝えましょう。「この案はダメだ」と頭ごなしに伝えるだけでは、意見も気持ちも簡単に無視するマネージャーというレッテルを張られてしまいますよ。

 

まとめ:

  • どんなに些細なことでも、部下の頑張りや変化に気づくことがモチベーションアップにつながる

  • 可能であれば、仕事に行くのがちょっと楽しくなる「お楽しみを」を導入してみる

  • 従業員を一人一人知る努力をし、従業員思いの上司であると認識してもらえればベスト

  • 難しい決断をしなければならない場合は、従業員の気持ちに寄り添ってきちんと説明する

  • 部下の話を聞き、時には教わることが、マネージャーや会社の成功につながる

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