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カウンターオファーの意味を解説!受けた時の対処法やキャリアに及ぼす影響とは?

転職活動に成功して内定をもらったら、次にするのが今の会社に退職願いを出すことです。しかし、「退職したいと伝えたらカウンターオファーを受けてしまった…そして辞退できなかった!」という方も多くいるようです。カウンターオファーという響きは甘いかもしれませんが、多くの転職希望者がそれを受けることで失敗しているのも事実です。一体、どのようなデメリットがあるのでしょうか? 

信頼を失ってしまう

どんなに上司と良好な関係を築いていたとしても、退職したいと伝えた瞬間から信頼は失われてしまいます。 カウンターオファーを受けて会社に残ったとしても、これまでと同レベルの信頼を取り戻すのは大変難しく、ワークライフに悪影響を及ぼしてしまう可能性が高くあります。

またカウンターオファーを受けることで、あなたが転職するはずだった企業からの信頼も同時に失うことになります。もちろん、その企業に将来雇ってもらえる可能性はゼロに近いでしょう。企業はあなたを採用をするために莫大な時間と労力を費やし、社員にもあなたが近々入社してくる旨を伝えていたかもしれないのに、それが全て水の泡です。きっともう二度と、その企業から「採用」の2文字を取り戻すことはできないでしょう。

評価してもらえた結果ではない

カウンターオファーを受けたら、落ち着いて今一度考えてみてください。「なぜ、辞めたいと伝えた瞬間に昇進をオファーしてもらえたのか?以前は実力を認めてもらえてなかったのか?」と。昇進とは通常、会社での功績や努力に対するご褒美です。しかし、あなたに居続けてもらうための説得材料として昇進を切り札に出してきたのであれば、そこにはあなたの努力は関係ないでしょう。給与を上げるから、という甘い提案も、今いる社員の給料を上げる方が後任者を探すよりも楽だからという会社都合に他なりません。

自身の成長を止めてしまう

従業員が仕事を辞めていく大きな理由の一つは、現在の仕事や会社に未来を感じないからです。転職して新しいことにチャレンジするのは、自身を大きく成長させたいと思うから。それなのに、慣れ親しんだ職場に残り続けることでチャンスを逃してしまいます。


そして次の査定時には、あなたは「仕事を頑張った人」ではなく「会社を辞めようとした人」として記憶されているでしょう。会社への忠誠心は昇進に大きく関係するため、裏切って出ていこうとした人というレッテルは将来的な昇進を遅らせてしまう原因になりかねません。

仕事の安定を失う

カウンターオファーを受けて現職に残っても、仕事の安定が揺らいでしまう可能性があります。あなたは一度は会社を辞めようとした人間。もし将来、会社がリストラする事態に陥った場合、真っ先に切られてしまうのはあなたかもしれません。

最悪のケースだと、あなたが退職したいと伝えた次の月に、会社は既にあなたの代わりの人材を探し始めているかもしれません…。

問題がなくなるわけではない

転職を決める理由は、きっと給与や条件だけではないでしょう。もし他にも原因があるとしたら、会社に残る限りそれらも残り続けます。上司と相性が合わない、ワークライフバランスが悪い、チャレンジや面白味に欠ける、もっと責任ある仕事がしたい、将来のキャリアアップが望めない、など転職を決める要因となった様々な問題はカウンターオファーを受けることで残ります。これらの問題を無視することができますか?カウンターオファーは、給料アップや昇進などが含まれた魅力的なパッケージかもしれません。だからと言って問題が全て無くなるわけではなく、むしろ想像よりも早くそれらの問題に再び悩まされる日がやってくるでしょう

まとめ

  • 退職願いを出すことで、現職の上司と転職予定だった企業の両方から信頼を失ってしまう

  • 今の会社がリストラする状況になった際、一番先に切られてしまう可能性がある

  • カウンターオファーを受ければ、これまでの会社や仕事への不満は全て消えますか?答えがノーであれば、きっとあなたはまたすぐに転職活動を開始するでしょう。

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