一次面接の結果は3日〜1週間程度で通知されるのが一般的ですが、企業によって差はあります。
結果通知までの時間が長いと、「不合格になったのではないか」と不安にかられたりつらくなるのはごく当たり前のことですが、遅いからといって必ずしも不合格というわけではありません。
そこで、エイペックスのITチームのコーディネーターである林 杏生子さんに、一次面接の結果が遅れる理由と結果が遅いときの適切な対処法、結果問い合わせのメール例文、結果を待つ間の過ごし方について詳しく解説してもらいました。一次面接の結果が遅く不安になっている方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
一次面接の結果連絡が遅いのはなぜか?
一次面接の結果は3日~1週間が目安/2週間以上は不採用の可能性も
一次面接の結果が遅いときの対処法~ステップ①~④
メールで一次面接の結果を問い合わせる際の注意点
一次面接の結果を問い合わせる際の適切なメール例文
選考結果を待つあいだにやるべきこと
一次面接の結果が遅いときのよくある質問
一次面接の結果連絡が遅い場合の心構え
一次面接の結果連絡が遅いのはなぜか?
一般的に一次面接の結果は3日〜1週間程度で連絡が来ることが多いのですが、大手企業や人気企業、中小企業であってもさまざまな理由で選考に時間がかかることがあります。
一次面接の結果連絡が遅くて不安にならないよう、下記で遅れる理由について確認しておきましょう:
①応募者数が多く、全員の面接終了までに時間がかかっている
大手企業や人気企業が新卒採用を行う場合、また人気の営業職の全国一斉採用時などは、一次面接の応募者数が数百人規模に達することもあります。
一次面接で問われるのは、基本的なビジネススキルや企業・ポジションとの適合性などですが、応募者が多いほど評価に時間がかかります。また、一次面接は複数日にわたって実施されることが多く、全ての応募者の面接が終了するまで結果を出さない企業もあります。
②採用担当者が多忙である
採用担当者の担当業務は、面接だけではありません。一次面接の前には、下記のように多岐に渡る業務を担当しています。
「どのような人を採用するか」など担当者と応募要件のすり合わせ
「どんな質問をするか」など質問内容と評価基準の協議
面接のための日程調整
面接後の評価と合否の決定
二次選考の準備
候補者への結果通知
特に、新卒の就活シーズンのピーク時にあたる3月~7月は業務量が膨大になるため、4. 面接後の評価と合否の決定~6. 結果通知が遅れることがあります。
また、中小企業では採用業務と人事業務が兼任されていることも多く、通常業務の繁忙期と重なると選考プロセスが遅延することがあります。特に国内企業の場合、年度末である3月と年度始めの4月、外資系なら12月~1月、さらにGWと重なる5月や夏休みで担当者が不在のことが多い8月は、結果の通知が遅れやすいと考えられます。
③合格者数の調整や社内協議に時間がかかっている
一次面接から二次面接へ進む人数を調整するために、社内で協議が行われることがあります。特に採用枠が限られている場合、誰を次のステップに進めるかの判断に時間がかかります。
また、
・面接官によって、一次面接の評価が分かれた候補者がいる
・ほぼ横一直線に、同レベルの候補者が並んでいる
などの状況に陥った場合は話し合いが必要となるため、判断に時間を要します。
また、最終決定を下す担当者が、出張や長期休暇で決定できないということも考えられます。

特に、外資系企業などで海外にステークホルダーがいる場合、意思決定に時間を要するケースがしばしばあります。
④次の選考ステップの準備に時間がかかっている
二次面接の日程の案内は、一次面接の合格結果と一緒のメールで行われるのが一般的です(「〇月×日から、△月◇日までの間で希望の日を3つ選んでください」などのように来ることもあります)。
言い換えればこれは、「一次面接の合否を連絡する前に、企業側が二次面接の日を決めて準備をしなければならない」ということで、特に複数のチームメンバーや部門責任者が関わる二次面接では関係者のスケジュール調整が難しく、二次面接の準備が整うまで一次面接の結果通知を保留することがあります。
⑤他の応募者の回答を待っている
企業によっては、一次面接の合格者と補欠合格者を設定することがあります。この場合、補欠合格者は本命の合格者の動向が確定するまで結果を待つことになり、当然補欠合格者への連絡は遅くなります。
一次面接の結果は3日~1週間が目安 / 2週間以上は不採用の可能性も
企業側から見て有望な人材には、他社の選考も考えて早めに結果を通知するのが一般的です。特に即戦力を期待される中途採用では、翌日~3日以内に結果を出す企業も珍しくありません。
一次面接の結果通知には1週間を見るようにすると良いですが、上記のように通知が遅れる理由も企業にはあり、遅いからといって必ずしも不合格を意味するわけではありません。企業側の事情を理解し、結果を待つ間は他の選考活動を進めたり、自己分析や企業研究を深めたりするなどして有意義な時間を過ごしましょう。
ただし、企業によりますが2週間以上経ってから合格の連絡をする企業は少ない傾向にあります。不採用の可能性を考えつつも、上記のように今できることを進めていきましょう。

有望な人材であるほど企業の決断も早いという傾向は間違いありませんが、その逆が当てはまるかというと企業によりかなり温度差があります。その会社の採用担当者が多忙であったり、緊急で採用を行っているポジションでないとき、また社内で意見が分かれているときなどは2週間かそれ以上の時間を要することもあります。過度に不安にならず、次回の面接対策など冷静に出来ることを進めていきましょう。
一次面接の結果が遅いときの対処法~ステップ①~④
一次面接の結果を待つ時間は不安が増してネガティブな思考回路になりがちですが、面接時に「結果は○日以内」と明確な期日が告げられている場合は、その期間内は静かに待つことが基本です。また、転職エージェントを活用している場合は企業に直接問い合わせせず、担当のコンサルタントを通じて結果の催促をしてもらいましょう。
一次面接の結果の連絡が遅いときには、以下の順番で適切に対処しましょう:
①結果通知期日のメモがないか再度確認する
面接時のやり取りやエントリーシート、担当者とのメールのやり取りなどを振り返り、「結果は○○日(〇日後)までにご連絡します」といった記載がなかったか確認します。また、メモをしていても覚え違いということもありますから、必ず該当メールを見直すようにしてください。
メモを取る習慣がない場合は、今後の面接では必ず結果連絡の目安日時を質問しておくと良いでしょう。

企業から連絡期日に関する言及がないことも考えられます。面接時に、おおまかな今後のタイムラインを確認すると良いでしょう。
②メールや電話がきていないか再度確認する
結果連絡はメールで届くことが多いため、毎日受信トレイを確認するのが基本です。ただ、自動で迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうケースもあるため、迷惑メールフォルダも確認する習慣をつけましょう。特に、「転職・就職用に」と新しくメールアドレスを取得してそれを使っていた場合、企業からのメールが迷惑メールと判断されやすいため注意が必要です。
メールで合否通知を行う企業が多いとはいえ、電話で連絡してくる企業もあります。転職・就職期間中は、知らない番号からの着信でも必ず出るようにします。もし出られなかった場合は、着信履歴から企業名を検索して、折り返し電話をするようにしなければなりません。また、留守番電話をきちんと設定しておくことも大切です。
③結果通知の期日までは待つ
企業への問い合わせは、面接時に告げられた連絡期間を過ぎてから行うのが基本です。それまでは、②のようにメールや電話が受信されていないかチェックするにとどめましょう。
具体的な期日が伝えられていない場合は、一般的に2週間程度経過してから問い合わせるのが適切です。1週間程度では早すぎる可能性もあり、企業側に「せっかちな応募者」という印象を与えかねませんので、慎重に判断しましょう。
④採用担当者 / 転職エージェントに問い合わせる
転職エージェントを利用している場合は、担当のコンサルタントに状況を確認しましょう。転職エージェントはあなたの利益のために動いてくれる心強い味方ですので、不安なことはメール等で問い合わせるようにしましょう。
直接企業に応募している場合は、③のように結果通知期日の翌日以降、期日が設定されていない場合には2週間後くらいに企業の担当者に問い合わせましょう。
問い合わせの方法としては、メールが最も適しています。電話は相手の業務を中断させる可能性があり、特に明確な約束がない限りは避けるべきです。また、メールは記録として残るため、後々の参照にも役立ちます。 ※どうしても電話で問い合わせる場合は、昼休み時間(11:30〜13:30頃)は避け、午前中か午後の早い時間帯に連絡するのがベストです。
メールで問い合わせる場合は、下記で注意点と問い合わせのメール例文を載せていますので、参考にして文章を作成してみてください。
メールで一次面接の結果を問い合わせる際の注意点

結果についての問い合わせに限らず、企業への問い合わせはプロフェッショナルとしての姿勢を示す機会ととらえましょう。適切なタイミングで丁寧な問い合わせを行うことで、「コミュニケーション能力の高い人材」「ビジネスパーソンとしてのマナーが行き届いた人」という好印象を与えることができます。
以下は、メールで企業に選考結果の問い合わせをする際の注意点になります:
①返事の催促ではなく、結果がいつ頃になりそうかを尋ねる
企業へ結果を問い合わせる際は、企業側が催促と感じるようなメールの内容にならないように気をつけましょう。
結果がどうなっているのかを尋ねるのではなく、「結果がわかるのはいつ頃になるか」「行き違いで連絡済になっていないか」などをクッション言葉として使い、柔らかいニュアンスで尋ねるようにしましょう。
②営業時間内に問い合わせる
電話であってもメールであっても、企業に問い合わせる際は営業時間内に行うのが基本です。 営業時間を過ぎた夕方以降にメールを送って、担当者が慌てて確認することのないよう相手に配慮した行動を心掛けましょう。
③問い合わせ内容が明確な件名とメール文を心掛ける
件名に「一次面接結果について(氏名・応募職種〇〇)」と明記し、本文では面接日時や応募職種、自分の連絡先を記載することで、担当者が状況を把握しやすくなります。
一次面接の結果を問い合わせる際の適切なメール例文
一次面接の結果を問い合わせる際は、以下の例文を参考にしてビジネスパーソンとして丁寧な対応を心掛けましょう。期日が設定されていてそれを過ぎても連絡がない場合は、「期日とされていた連絡日時」を記載したうえで問い合わせると無駄がありません。
連絡期日がある場合の問い合わせメール例文:
件名:一次面接結果について(鈴木太郎/応募職種〇〇) ○○株式会社 お世話になっております。 先日は大変お忙しい中、貴重なお時間を頂戴し誠にありがとうございました。 面接の際に、「5月22日(木)までに結果を通知します」とのお話をいただいておりましたが、本日5月23日時点で連絡がございませんでしたので、選考状況について 問い合わせさせていただきたく、メールを差し上げました。 行き違いで、すでに連絡を頂戴している場合には大変申し訳ございません。 大変恐縮ではございますが、ご状況についてご確認いただけますと幸いに存じます。 お忙しいところ誠に恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 ----------------------- 鈴木 太郎 ----------------------- |
連絡期日がない場合の問い合わせメール例文:
2週間以上経っても連絡がない場合は、「せひ貴社で働きたい」という情熱をプラスしてメッセージを作成すると良いでしょう。
件名:一次面接結果について(佐藤花子/応募職種〇〇) ○○株式会社 お世話になっております。 先日は大変お忙しい中、貴重なお時間を頂戴し誠にありがとうございました。 面接から2週間が経過いたしましたが、その後選考プロセスのご状況はいかがでしょうか。 行き違いですでに連絡を頂戴しておりましたら、大変失礼いたしました。 貴社の事業内容と社風に大変魅力を感じており、次のステップに進む機会があれば ぜひ参加させていただきたいと考えております。 ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、ご連絡いただけますと幸いに存じます。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ----------------------- 佐藤 花子 ----------------------- |
エージェント経由で応募している場合の問い合わせメール例文:
転職エージェント経由で応募している場合は、まずエージェントに問い合わせることが基本です。結果通知の連絡がない場合、エージェントが企業と連絡を取り状況を確認してくれます。
件名:○○社面接結果の確認依頼 □□エージェント お世話になっております。 5月15日(木)に□□様のご紹介で応募いたしました○○社の一次面接についてご連絡いたします。面接時には「2週間以内に結果連絡がある」と伺っておりましたが、本日で2週間が経過いたしました。 現在の選考状況についてご確認いただくことは可能でしょうか。 また、追加で必要な情報などございましたら、お知らせいただければ幸いです。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 ----------------------- 山田 一郎 ----------------------- |
問い合わせる際は催促ではなく確認の姿勢を心がけ、クッション言葉を使って丁寧に伝えることが大切です。「お忙しいところ恐縮ですが」「差し支えなければ」などの表現を適切に使用しましょう。
一度合否連絡の催促を行った場合は、基本的には相手からの返信を待つようにします。ただ、催促後さらに3日程度待っても返信がない場合に限り、再度連絡を検討しても良いでしょう。 その際は、「前回のメールが届いていない可能性があると思い」といった配慮を示す言葉を添えると、しつこい印象を避けられます。
ただ、転職・就活を行う際は、一つの企業からの返答に固執しない方が良いでしょう。返答を待つ間に並行して他社の選考も進めることで、転職活動全体の成功確率を高めることが重要です。
選考結果を待つあいだにやるべきこと
結果を待つ時間を単なる「空白期間」ではなく、キャリア構築の質を高める機会として活用しましょう。下記が、次につながる具体的な戦略です:
①反省点がないか一次面接を振り返る
面接を通じて得た企業の実態や業界の最新動向は、教科書的な知識とは異なる生きた情報です。これらを有効活用することで、万が一不合格だったとしても今後の転職活動に活かすことができます。
面接官の質問を分析する: 面接官の質問を整理することで、「質問の意図」「この業界が、新しい社員に求めているもの」が見えてきます。これらの本質を見抜けば、次回の面接や他社での面接でより深い回答ができるようになります。
自己分析を行う:「面接で自分はどのように答えたか」「自分の対応方法で間違っていた点はどこか」「上手く答えられなかったところはどこか」などを自分で振り返り、分析しましょう。 自分の弱みや課題を知ることは、今後の面接でのより良い対処の仕方につながったり、キャリア全般においての自己成長のきっかけになったりします。
②業界分析や企業分析を行い二次面接に備える
一次面接の結果を待っている間を、業界や企業についてより深く研究する時間に当てましょう。
企業サイトやSNSで手に入る表面的な企業研究を超えて、業界の情報サイトや研究レポートなどで、自身に関連するもしくは興味がある分野の構造的変化や将来動向を学びます。例えば製薬業界であれば、創薬研究のDX化やRWD/RWEの活用、医療経済など最新の情報に基づいて勉強し直しておけば、次の面接での対話の質が向上します。
③他社の選考を進める
一社からの返信を待つ間も、他社の選考を積極的に進めましょう。特に業界や職種が類似している企業であれば、準備内容も共通する部分が多く、進めやすいでしょう。
他社の選考を同時進行で行うことのメリットは、早く転職先を見つけられるというだけでなく、複数社を受けることでより深くその業界を知ることができたり、頻出質問を把握できる点、条件を比較できる点などにあります。同時並行で面接を受けていると自己PRの質も向上してきますので、より自信を持った受け答えが可能になり選考通過の可能性も高まります。
④人的ネットワークを広げる
結果待ちの期間を、業界内の人的ネットワークを広げる時間に使っても良いでしょう。人脈構築は単に就職・転職に役立つだけでなく、長期的なキャリア形成の基盤となることがあります。
業界セミナーやウェビナーに参加する:オンラインなどで行われている業界セミナーに積極的に参加しましょう。また、ただ「聴く」だけではなく、質疑応答の時間に積極的に質問を行うなどして、登壇者や参加者の印象に残る行動を心掛けてみましょう。今後、情報交換も可能な交友関係を築ける可能性があります。
LinkedInなどビジネスSNSの活用: ビジネスに特化したSNSであるLinkedInでは、求人情報や業界情報など日々さまざまな情報が共有されており、共通の接点(大学・前職など)を通じた紹介につながることが期待できます。
志望先の業界の人と直接話をする:紹介などを通じて、志望する企業、もしくは業界に従事する人と話せる機会があればぜひ積極的に面談を設定しましょう。その際は、相手の情報をできるだけ入手しておき、相手のキャリアと絡めた質問(例「〇〇さんは営業部で長く活躍されていて、コロナ以降のオンラインショッピングの実施にも寄与されたとお聞きしていますが、今後はどのような展開を考えられていますか?」など)をすると、より深い学びが得られます。
結果待ちの期間を分析・学習・他社への応募・人的ネットワークの交流に使えば、自分の市場価値をさらに高めることができます。ただ不安がりながら時間の経過を待つのではなく、積極的に動いていきましょう。
一次面接の結果が遅いときのよくある質問
ここでは、一次面接の結果が遅く不安になっている方からよく寄せられる質問と、その回答をご紹介します。
Q. 一次面接の結果が遅いと不合格ですか?
結果通知が遅いこと=不合格である、と考えるのは早計です。面接の結果連絡は、連絡漏れを防ぐために合格・不合格に関わらず一斉に行うことも多くあります。応募者が多く判断が分かれていたり、「きちんと精査していない」というクレームを避けたいという意図があったり、繁忙期に入っていたりする場合は、連絡が遅れることもあります。
Q. 一次面接の結果を待つあいだは何をすれば良いですか?
結果を待つ間は、次回以降の面接を有利に進めるために、
自分の強みや弱みを洗い出し、自己分析を行う
業界についてのさらに深い研究を行う
さまざまな角度から、最新の情報を集める
などの行動を取ることが有効です。また、結果を待つ企業のほかに新たに応募先を探したり、選考中の他社のポジションについて深く学んだりして有意義に過ごしましょう。
Q. 企業に問い合わせる際に気をつけるべきことは?
合否の連絡がなく、問い合わせをしなければならない場合は以下の点に気をつけます:
「〇月×日までに連絡する」と書かれていればその日が来るまでは待つ。記載がない場合は、2週間後を目途に聞く
「催促」ではなく、「確認をしたい」、「状況を知りたい」として連絡をする
メールの文面には、面接日時と応募職種、伝えられていた連絡期日、自分の熱意、今後のスケジュールへの問い合わせを記載する
連絡は原則メールで、営業時間内に行う。やむを得ず電話をする場合は、営業時間内に行い、かつ昼休みの時間は避ける
相手を責めたり焦らせたりする言い方は禁物だと考えましょう。
Q. 面接結果が早い人と遅い人の違いは何ですか?
面接結果の連絡が早い人と遅い人の違いは、何かあるのでしょうか?
一次面接を受けた人に対しては一斉に合否メールを送るのが一般的ですが、本命合格/補欠合格/不合格で、連絡のタイミングが異なる可能性もあります。
たとえば以下に当てはまる人は、早くに合格通知を受け取る可能性があります。
複数の面接官で面接を行ったが、全員一致で合格とした
募集ポジションとのスキルマッチが明確な応募者だった
経験や技術、資格などの面からみて、優先度が高かった
Q. 「サイレントお祈り」とはどのような状況ですか?
サイレントお祈りとは、「不合格である」という連絡さえもなく落とされていた、という状態を指します。
応募者が非常に多かった
非常に初期の段階で不合格対象となった
スピード感を重んじる業界(IT業界やベンチャー企業など)を受けた
2週間以上何の連絡もなかった
などの場合は、このサイレントお祈りである可能性が高いといえます(※事前に、「合否の連絡は1か月後の〇月×日である」などのように決められていた場合を除く)。
連絡がなく落ち込んだり憤ったりしていても時間の無駄なので、切り替えて自分のキャリア形成を考えましょう。

エージェントを経由して応募することで、サイレントお祈りのような曖昧なケースの多くを回避することが可能です。
Q. 複数社に応募している場合の情報管理のコツは何ですか?
複数企業に応募している場合は、約束の見落としなどがないように、下記のように管理しましょう:
「企業名」「選考段階」「次回面接時」「連絡予定日」「連絡先情報と担当者名」などを記載・更新していくスプレッドシート
「面接から〇日経った」「〇〇社の連絡期限」などを知らせるアラート:デジタル(例:スマホのカレンダーアプリ)+アナログ(例:スケジュール帳)の併用
「見落としがないようにすること」「ダブルブッキングしないようにすること」は、転職・就活をするうえで非常に大切です。
一次面接の結果連絡が遅い場合の心構え
一次面接の結果通知が1週間以上遅れている場合でも、必ずしも不合格を意味するわけではありません。採用選考は面接者側から見るよりも複雑なプロセスで、焦ったり不安になったりしてネットで検索したりするよりも、この期間を自己成長の機会として活用することで長期的なキャリア構築の糧に変えることができます。
重要なのは、一社の結果に固執せず、常に複数の選択肢を持ちながら自分が自身のキャリア形成の主導権を握り続けることです。そして連絡がないからといってくよくよせず、どのような結果であってもそれを次のステップに活かす柔軟な姿勢を持ち続けることが、最終的な転職成功への鍵となります。
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