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リーダーシップ力は学んで習得できるのか?

​企業が成功するために道筋を立て、部下たちに明確なビジョンを伝え、正しく率いるのがリーダーの役割。強力なリーダーシップはいかなる企業にとっても欠かせません。国や文化が違えば求められるリーダーシップ要素も異なりますが、企業の成功・失敗を左右することに変わりはないでしょう。

企業は当然優秀なリーダーが欲しいと考え、自社でマネージャーのリーダーシップ力を上げる研修やプログラムを導入する企業も増えてきています。ただ、リーダーシップ力は後から習得できるものなのでしょうか?それとも限られた人が生まれ持つ素質なのでしょうか?

 

何が優秀なリーダーに必要か?

1. コミュニケーション能力に欠けるリーダーは人を率いることができません。優秀なリーダーは考えを伝えるのが上手なのはもちろん、想いや情熱も伝えることが出来るコミュニケーションの達人である必要があります。

2. 情熱のないリーダーは面白味にも刺激にも欠ける人間だと思われてしまうでしょう。人は、情熱を持って粘り強く目標に向かうリーダーに惹きつけられるものです。

3. リーダーはまた、明確なビジョンを持って行動するべきです。これは全体像を把握しながら将来に向かって人々を率いることができる能力を意味します。

4. 正直で誠実であることも大切です。人の上に立つリーダーは、信用できて頼りになる存在でなければなりません。

5. 優秀なリーダーは賢くスマートに見える人でありたいです。頭が良いだけでなく、統括する分野に対して高いスキルと知識を持っているリーダーに人は付いていきます。スマートなリーダーは部下から尊敬されるでしょう。

それでは、リーダーはどうやってこれらのスキルを身に着ければ良いのでしょうか?運が必要?生まれ持った素質がないとダメ?一生挑戦し続けなければならない?それとも自己啓発で身に着けられる?

 

生まれつき持つリーダーシップ特性もある

リーダーはなるべくして生まれるのか、作られていくのか、昔から様々な意見があります。しかし実際は、人はみな異なる能力を持って生まれ、成長過程で異なる性格特性を形成していきます。これはもちろんリーダーとしての成功に影響を及ぼします。気質や感情知性、性格などの生まれ持った性質は、全ての行動に影響するように、リーダーシップパフォーマンスにも影響します。生まれながらの素質とリーダーの良し悪しは関係ない、という論は決して間違いだとは言えません。

 

リーダーシップ力は習得できる

「この人は将来偉大なリーダーになる!」と予測できるくらい生まれながら素質に恵まれている人はもちろんいるでしょう。しかし、リーダーが驚くべき偉業を達成していくにつれ、自然に持っていた素質は段々と関係がなくなっていきます。素晴らしいリーダーシップには、生まれつきの性格特性よりも長期的な自己啓発の方が大きく影響するのです。仕事が出来るリーダーは全体像を捉え、周りの人間をやる気にさせ、ポジティブな影響を与えることが出来る人。平凡なリーダーと優秀なリーダーを分けるこれらのスキルは、後から身に着けることが十分可能です。

 

優秀なリーダーになるには

 それでは、一体どうすれば偉大なリーダーに近づけるのでしょうか?あなたのリーダーシップスキルを上げるのに役立つ6つのポイントをご紹介します: 

  1. あなたの性格に合ったリーダーシップスタイルを見つける

  2. 自身の強みと弱みを知り、それらを上手くコントロールできるようになる

  3. 部下の話をじっくり聴き、フィードバックをもらう

  4. あなたが直にコントロールしなくても仕事が回るシステムを構築する

  5. 他人の気持ちを思いやる

  6. 積極的に学ぶことを忘れない

 

今求められるリーダーの姿

リーダーシップにはいくつかの異なるスタイルがあります。リーダーの良し悪しは部分的に評価することができず、その人が統括するチームや周りの人々にどのような影響を与えているか、どう感じて仕事しているかなど総合的に見なければなりません。異なる文化で物事が違って捉えられるのと同じように、リーダーも人や文化で異なる見方をされます。ある国では褒め称えられる特性も、異文化では全く価値を感じてもらえないこともあります。

日本では昔から協調性のあるリーダーが多く求められ、ヒエラルキーの様々なレベルの人間から同意をもらわなければ、物事は進みません。日本人リーダーは組織内の異なるレベルの人達からアイディアをもらったり提案を受け入れられる人であることが多いです。これを達成するには、リーダーは直属の部下や一緒に働く同僚だけでなく、普段顔を合わさないような社員からの協力も得られるくらい優れた対人能力を持っている必要があります。またグローバル化が進んだ今、リーダーは異なる文化やリーダーシップスタイルも理解し、外国の社員も率いられる能力も必要かもしれません。

 

まとめ

  • 生まれつき持つリーダー素質もあるが、多くのリーダーシップスキルは後から身に着けることができる

  • 人によって性格に合うリーダーシップスタイルは異なる

  • 優秀なリーダーになるための秘訣は自身の強み・弱みを知ることにある

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