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英文レジュメ(英文履歴書)の作り方

​「転職活動中に英文レジュメ(英文履歴書)の提出を求められた!一体何を書けばいいの?全部書くべき?順番は?」

履歴書はあなたのポートフォリオです。スキルや経験を的確にアピールし、採用担当者が目を通して数秒で会ってみたいと思わせなければなりません。しかし、いざ英文レジュメを作るとなると、日本語でも難しいのに英語なんてどうしよう…と途方に暮れてしまう方もいるかもしれません。それではどのような情報を入れていけばいいのでしょうか?

エイペックスは多くの外資系企業に人材を紹介するエグゼクティブサーチ会社なので、毎日のように大量の英文レジュメに目を通します。その経験をもとに、レジュメの組み立て方がわからないとお困りの方へアドバイスをさせていただきます。あまり重要視されないことも多いですが、英文レジュメは構成がとても大事で、それによって読みやすさが大きく左右されます。あえて読みづらいレジュメを作って、採用担当者を幻滅させたくないですよね!そうならないために、英文レジュメ作りの基本と組み立て方を順々に見ていきましょう。

Heading (ヘッダー・個人情報)

レジュメの一番上に来るのがヘッダーと呼ばれる個人情報の部分です。一般的には、名前を大きめのフォントで書き、その下に住所や電話番号、メールアドレスなどの連絡先を小さなフォントで書いていきます。せっかくの合格通知が間違った連絡先に届いてしまわないように、出来る限り見やすく書いてくださいね!


Career Summary(キャリアのまとめ)

あなたのキャリアについて簡潔にまとめた、大変重要な部分です。HEADINGのすぐ下、レジュメ本文の一番上に来る採用担当者が一番最初に目を通す項目です。ですから、あなたの強みや売りを短くアピールすることが求められます。応募するポジションで必要とされるスキルや経験に焦点を当て、いかに自分がその条件をクリアしているか、その求人にどれだけ相応しい人物であるかということを大げさなくらいにアピールしましょう。応募企業の採用条件が書かれた募集要項ページをプリントアウトして、それを横に置きながら自分のセールスポイントをまとめていくとスムーズに書けるでしょう。

この項目には、それぞれの業界で何年働いたか、どのような業績を上げたか、一番の強みや売りは何かなどを入れていくといいでしょう。文章にすると読みづらくなるので、箇条書きで3行から5行くらいにまとめるとスッキリと見えます。


Career History(職歴)

この項目では、あなたの職務経歴を今の仕事から(既に退職している場合は一番最近の仕事から)順番に時系列で書いていきます。なぜ新しい順に書くかというと、採用担当者はあなたが今持つスキルや直近の経験が募集ポジションにマッチしているかなどを確認したいからです。もしあなたが同じ会社で異なる仕事をいくつか経験したのであれば、それを全て書き、どれだけ成長したかをアピールしましょう。

入れるべき情報は、会社名、役職名、仕事開始日、仕事内容の簡単なまとめ、そして実績です。通常の担当業務とそこでの実績を書きましょう。あれもこれも詰め込むと長くなってしまいますので、なるべく短く、一つの会社につき箇条書き3行~5行でまとめ、応募する仕事に関連した本当に必要な情報のみに絞るよう心がけてください。


Education(学歴)

もし学歴を強調したい、応募職種には学歴が強く関係してくる、という方はCareer Historyよりも上にEducationを持ってくることも可能です。それ以外の方は、通常通りのこの順番で書いてください。ここに入れる情報は、学校名、学位(大学の経営学部ならBachelor of Arts in Management、大学院の工学部ならMaster of Science in Engineeringなど)、入学日と卒業日です。もし成績優秀者として卒業した、表彰されたなどの名誉をアピールしたい場合はそれも入れてください。応募求人に関連した学歴が以前にある場合を除き、大学または最終学歴のみを記載します。


その他の情報

英文レジュメに入れるべき他の情報は、応募する仕事や必要資格などによって異なります。もしその仕事で専門スキルが求められているのであれば、「Skills(スキル)」という項目を設けて書いていくべきでしょう。また、プログラマーや医者などの専門職に応募する方であれば、Skillsをレジュメの一番上に持ってくることも考えられます。

他にも人によってはこれまでにもらった賞だったり、出版した書籍だったり、ボランティア経験だったり、書きたいことが色々あるかもしれません。応募求人に関連していれば、どこかの団体や会のメンバーであることを記載しても良いかもしれません。レジュメに書くべきか否か迷った時は、その情報が本当に応募する仕事に関連しているのかをよく考えてみてください。もし関連性がないと判断すれば、それは潔く捨ててスペースを節約してください。無駄な情報を入れてしまうと、せっかくのレジュメの全体の質が下がってしまいます。

 
まとめ

英文レジュメに入れる情報は全て応募ポジションに関連していることが重要です。どの項目にも当てはまらないが入れたい、という情報が他にもあれば、新しい項目を作ることも可能です。ただ、レジュメにあまり多くの情報を詰め込むと読みづらくなってしまいますので、そこは注意が必要です。入れる情報は出来る限り関連性の高いものに絞り、採用担当者が読みたいと思えるシンプルなものにしましょう。

英文レジュメには「正しい書き方」というものは存在しません。あなたのバックグラウンドに合わせてカスタマイズしたり、採用担当者に伝えたい内容に合わせて構成することも可能です。ただ構成の仕方が何通りもあるがために、レイアウトをカスタマイズしすぎて複雑にしないように気を付けてください。忙しい採用担当者がパッと目を通しやすいレジュメにするためには、なるべく一般的なレイアウトに沿って書いていくべきでしょう。

さらに詳しい英文履歴書の書き方とサンプルはこちらから

また、英文のカバーレターが必要になる場合もありますので、その場合はこちらを参考にして作成しましょう。

 

大事なポイント:

  1. 英文レジュメには「正しい書き方」は存在しない

  2. 一般的なレイアウトに沿って英文レジュメを作った方が、相手が読みやすい

  3. 応募する仕事に関連する内容に絞って書く

  4. その他にも伝えたい大事な情報があれば、項目を別に設けて書くことも可能

  5. なるべく短く、シンプルに。箇条書きも用いる

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