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新しい職場に馴染むための転職者の心得4選

内定が決まり、新天地での自分を想像して緊張している方も多いのではないでしょうか。転職成功は、入社してからが勝負です。ただし、即戦力として期待されているからといって気負い過ぎてもいけません。ここで、中途採用で入社した場合の新任地での心得を確認しておきましょう!

新しい職場では謙虚に振る舞うことがまず大前提として、以下の4つの点を心得ておきます。

・メモを取る

・不明点は「まず調べて」から「確認する」

・前の会社を持ち出すのは基本的にNG

・「相手は先輩」の気持ちで接する

「聞いたことを、人は忘れる」=メモを取る!

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは「忘却曲線」を発見しましたが、「人は、記憶していたことでも徐々に忘れていく」と唱え、時間と記憶の相関図を描きました。

それによれば、人は学習したことを

・1日後には74パーセント

・1週間後には77パーセント

・1か月後には79パーセント

忘れてしまうそうです。つまり、「聞けば覚えられる」は誤りであり、きちんと記録して学び直さなければ仕事を覚えることはできないのです。

ちなみにこのエビングの忘却曲線では、「反復して学習することで、記憶をしっかり定着させることができる」とも唱えられています。たとえば習ったことを1日後に改めて学習する場合は、最初に学習したときの34パーセントの時間で覚えられます。つまり、初めに1時間かけて学んだことを次に学び直すときには、20分程度で記憶されるわけです。

そしてこの「復習」において、「メモ」は非常に大きな役割を果たします

出典:石川研究教員総合研修センター「記憶のはなし」

分からないことは「まず調べて」から「確認する」

「分からないことはその場で確認する」は、新入社員ならまだしも転職者であれば当然心得ていることでしょう。

しかし転職者の場合、「分からなければすぐに聞く」だけでは、評価されません。

まず不明点にぶつかったときは、自分自身で調べます。そのうえで自分なりの回答を見つけ、「ここが分からなくて調べて、このような解決策が見つかった。これで間違いがないか」というふうに確認するようにしてください。「分からなければなんでも聞く」は、場合によっては思考の停止と受け取られかねません。

ただ、ある程度調べても解決策が見つからない場合は、早めに相談するようにしましょう。

「前の会社ではこうしていた」はNG

前職が同じ業界であったりすると、つい「前の会社ではこうしていた」と言ってしまいがちですよね。

ただこれは、非常に反感を買いやすい言葉です。特に、前の会社の方が企業規模が大きければ悪い印象になりやすいと言えます。また、前の会社のことを殊更に悪くあげつらい、悪口を述べ立てる姿勢も社会人として望ましいものとは言えません。

相手から「前の会社ではどうしていた?」などのように質問を振られない限りは、前職の話は出さないようにするのが無難です。また聞かれた際も、聞かれた内容にだけ答えるようにして長々と語ることは控えましょう。

 

「相手は先輩」の気持ちで接する

新入社員として企業に入る場合とは異なり、中途採用で入社する場合は原則として「自分よりも年齢が下で、社歴が長い人」と接することになります。

このような場合でも、「相手は(実年齢に関わらず)先輩である」と考えて振る舞うべきでしょう。ただし卑屈すぎる態度を取ることは逆に相手の負担にもなりますので、お互いに丁寧語(ですます口調)で会話するのが基本です。

また、意識して「ありがとうございます」「助かりました」「さすがですね」などの言葉を口にするようにしてください。感謝の言葉を言われて不機嫌になる人はまずいません。加えて、可能な限り早い段階で同僚、先輩の顔と名前を一致させるようにすると、好印象を持たれやすいと言えます。

転職者であるからこそ、意識して新しい職場になじむための「当たり前の気遣い」を心掛けていきたいものですね。「教えていただく」謙虚な姿勢を心掛けつつ、一歩ずつ会社に馴染んで苦労してつかんだ転職を成功させましょう!

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