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外国人社員と上手く一緒に働くための6つのヒント

​外国人労働者の受け入れ拡大が進む昨今。グローバル化も進み、日本に住んでいながらも外国籍の上司・部下・同僚と一緒に働く機会は今後ますます増えていくことでしょう。この記事では、文化やバックグラウンドの全く異なる外国人社員と上手く一緒に働くためのヒントをお伝えしていきます。

文化や宗教の違いを受け入れ、敬意を持つ

世界には本当に様々な文化や宗教が存在します。例えば食で言うとベジタリアンやビーガンの人がいたり、日本人にとって珍しい物を食べる人、一定期間断食する人がいたりします。宗教で言うと、自分の神様のアクセサリーを身に着ける人、決まった時間にお祈りする人、特定の事を一緒にできない人がいます。他にも机の上に家族の写真を置くことや、家族やパートナーを会社や社内イベントに連れてくることを当たり前と考える国の人もいます。初めてのことだと最初は戸惑うかもしれませんが、「普通は○○だ」という自分の当たり前を取っ払い、違いを受け入れ、敬意を持って相手に接するようにしましょう。

 

ステレオタイプを捨てる

この国の人はみんなこう、やっぱりこの国の人だから…という先入観を持つのはNG。国民性というものは確かに存在しますが、同じ国から来た人でも100人いれば100通りの考え方や性格を持っています。あなただって、「やっぱり日本人だから、そういう事言う(する)のね」なんてひとくくりにされて言われたら、腹が立ちませんか?これは特に、自分が気に食わないことをされた時に思う傾向にありますが、そういう時こそ、○○人の○○さんとしてではなく、純粋に○○さんという同じ人間として接しましょう。

 

付き合いや集団行動を強要しない

個人プレイが得意な人もいるし、日本ならではの付き合いが苦手な人もいるので参加必須ではない飲み会、週末の付き合い、集団行動などは強要しないようにしましょう。外国人比率の高い弊社でも行っていますが、歓迎会、送別会、チーム交流会といった全員に参加してもらいたい会をディナーではなくランチで設定すると、時間に融通をつけやすくなるのでお勧めです。海外ではプライベートや家族との時間を大切にする人が多いので、就業時間外の過ごし方は日本流ルールを押し付けたくないものです。また、みんなが残っているからというだけで残業や休日出勤を強要するのももちろんタブー。やるべき仕事を時間内に終わらせて帰るのがクールと考える外国人は多いので、しっかり仕事を終わらせて定時で帰る社員を白い目で見ないでくださいね。(日本でも働き方改革が進んでいるので、これは外国人社員だけに限られたことではありませんね!)

 

いろんなタイプの英語に慣れておく

外国人のいる会社の多くでは、英語が公用語として使われるのではないでしょうか?ただ英語と言っても様々なアクセントがあり、アメリカ英語に慣れている日本人にとっては、強いブリティッシュイングリッシュやアジア特有の訛りなどが上手く聞き取れない場合もあります。ですから、コミュニケーションを円滑に進めるためにも、YouTubeや映画などを活用しながら、いろんな音の英語を聞き慣れておくのがお勧めですよ。

また、職種やポジションによって求められる英語力も違います。ご自身が求められる英語スキルも確認して今後のキャリアに活かしていきましょう。

ちなみに英語が苦手という方は、こちらの方法で英語学習してみてはいかがでしょうか?

 

日本流もしっかり教える

外資系であれ日系であれ、日本に企業があり、取引先や顧客が日本人である以上は、日本のルールもきちんと社員に徹底する必要があります。もちろん外国人の考え方ややり方を尊重するのは大切ですが、顧客と接する仕事をしている人はTPOに合わせて日本のやり方で臨まないと、相手に失礼になってしまいます。名刺交換やお辞儀といった挨拶、服装のマナー、食事・接待時のマナー、話し方や接し方などの日本特有のルールはしっかり覚えてもらいましょう。

また、失敗が多いのが時間に対する考え方。日本では「5分前ルール」が社会人にとって当たり前のルールとなっていますが、海外には時間にゆったりな人が多い国も多くあり、そういう国の人だと悪気なく時間に遅れて来ることもあります。絶対に遅れてはならない、何か大事なイベントがある場合は、保険として集合時間をこっそり5分・10分前に前倒しておくのも一つの手です。

 

言いたい事ははっきり言葉で伝える

阿吽の呼吸とか、空気を読むというのは日本人特有の考えです。また、言いづらいことがある時に作り笑いをして遠慮がちに伝える日本人特有の癖は、相手に誤解を招いてしまう恐れもあるので要注意。相手が察してくれるだろうなどと考えず、伝えたい事がある時ははっきりと言葉で伝えましょう。相手が部下ならば、なぜその仕事が必要なのか、その仕事がどこにつながるのか、どういう結果が期待されているかなど目的をしっかり伝えることも大切です。

  

まとめ

外国籍の社員といっても、日本に来たばかりの社員と長年住んでいる社員では全く違いますし、また同じアジア圏の人の方が日本人と文化が似ていたりします。全く日本語が話せなくても日本人っぽい人や、その逆で日本語ペラペラでも外国人マインドを突き通して仕事する人もいます。その人、その状況に合わせて、上で挙げたヒントを活かしていただけることを願っています。現在英語を使った仕事を探している方は別記事も合わせてご覧ください。

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